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ホンマタカシ 知床エゾシカ猟ドキュメンタリー「最初にカケスがやってくる」斜里上映会+トーク

2015-06-07(日)13:30 - 16:00 JST

ゆめホール知床(公民館ホール)

北海道斜里郡斜里町本町4番地

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 写真家ホンマタカシ氏は、知床(北海道斜里町)で行われているエゾシカ猟を6年前から取材・撮影し、ドキュメンタリー映画「最初にカケスがやってくる」(約90分)を完成させた。増え続けてきた野生のシカと高齢化する猟師という知床の現状のドキュメンタリー作品である。

 ホンマ氏は、これまでも野生動物との共存をテーマに作品を発表してきた(Together:Wildlife Corridors in Los Angelesなど)。今回の作品も野生動物への関心から出発し、猟師に密着したエゾシカ猟や解体、流通の現場、実際に人が肉を食するところまでを、独自の切り口で映像におさめた。

 この作品はいわば、ホンマ氏の個展「ニュー・ドキュメンタリー」(2011年に東京オペラシティなどで開催)で発表された「trails」シリーズの続編である。作品はナレーションやテロップを一切入れない生の映像と音楽で構成され、静謐で神秘的な世界観を生み出している。

 この事業は、主な撮影地であり出演者・協力者が多い斜里町や、その周辺に暮らす人たちにも、この作品を鑑賞してもらうことを目的としている。野生動物との距離感が近い斜里町や周辺の人々にとっては、ホンマ氏が切り取った地元の姿を再認識できるほか、地方ではなかなか難しい一流アーティストの作品を鑑賞する貴重な機会になると考えている。

 上映後にはホンマ氏によるアフタートーク、猟友会斜里支部斜里分会の猟師と対談を行い、会場ではシカ角を材料にしたアクセサリーなど工芸品の展示のほか、エゾシカ猟に関する情報、写真パネルを設置し、作品の背景がより伝わるような展示も行いたいと考えている。

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主 催:知床エゾシカ猟ドキュメンタリー上映会実行委員会
共 催:シリエトクノート編集部
後 援:斜里町、猟友会斜里分会
助 成:朝日新聞文化財団

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【ホンマタカシ氏プロフィール】

写真家 1962年東京生まれ。
1999年『東京郊外』(光琳社出版)で第24回木村伊兵衛写真賞受賞。
2011年から2012年にかけて、自身初の美術館での個展「ニュー・ドキュメンタリー」を日本国内三ヵ所の美術館で開催。
近年の写真集に『NewDocumentary』(SUPER LABO)、著書に『たのしい写真3 ワークショップ篇』(平凡社)などがある。
現在、東京造形大学大学院客員教授。
2015年4月26日〜8月31日 太宰府天満宮アートプログラムvol.9「Seeing Itself-見えないものを見る」を開催中。

Official Site〈between the books〉
http://betweenthebooks.com/

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シリエトク ノート編集部

シリエトク ノート編集部

北海道知床半島・斜里町発のリトルマガジン「シリエトク ノート」編集部です。 テーマは「知床の衣食住・観光・自然」。 シリエトクは、アイヌ語で「地の果て」を意味します。 2005年に世界自然遺産に登録されたことで知名度が上がった知床ですが、 一方で、斜里というマチの人と文化はあまり知られていないのが実情です。 シリエトクノートでは地域の隠れた宝を取材で掘り起こし、斜里をはじめ 近隣市町の情報...

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